SR日記帳

SRの成長記録?です。神奈川住みのカフェレーサーSR乗り

SR400を522cc化した話【前半】

 

どうも。ぷっちょでーす。

 

2年振りの更新?

ぼーっとしてたら世界はゴタゴタしてるしなんだか暗い。

幸い自分は平常通りの生活ですが。

 

普段の''普通''が続いているのも多くの苦労や努力によって成り立っているので日々感謝です。

 

で、SRに進展があったためこうしてブログを更新したわけですが、表題の通りエンジンがハイカム522ccに成長!これが成長期?

 

エンジンなんて車以外スーパーカブの50ccしか触ったことがない。同じ単気筒シングルカムだしなんとかなるっしょーってノリ。

中古なので体調リセットも兼ねて

 

詳細は

・CR38キャブ

・ヨシムラφ89鍛造ピストン

・ヨシムラST-1カム

・SR500用 通常クランク(重クラじゃない)

・KEDO製オイルポンプ

・ウオタニsp2

・荒木エフマシン製 乾式クラッチキット

こんな感じの弱腰街道仕様。

 

レーサーってことでピークパワーまでギュイーン!と回るエンジンにしたかったのですが、正直言うとビビりました...

次はトレッセルの534ccで固めたいと思ってます。(n年後

 

今現在は組み終わっただけでまだ車体に積んでません。組付けと慣らし運転は後半で〜

 

ではでは。まずはエンジンを降ろして、500ccクランクを手に入れます。今回は500エンジンをヤ〇オクで買いました。9万円くらい

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右が500。重いしデカいし臭い

 

まずチュートリアルって事で500から開けます。

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綺麗で安心。初期型ロッカーアームも綺麗なので移植

 

なんやかんやして腰下までバラして500クランクを摘出。ミッション周りもざっと把握。

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バラすのは楽しい

 

500cc編終わり!w

ブログとかすっかり忘れてて写真なんて撮ってない。まあ中古のヤ〇オクエンジンはなかなか綺麗でした。

 

んで、乗り回してた400をバラす

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燃焼室の写真も撮ってない。車検の都合純正マフで乗り回してたのでカーボンが溜まってました。

 

クランクの芯出し、ブロックのホーニングは井上ボーリングに頼みました。

せっかくの分解クランクなのでメニューは分解芯出しとプラトーホーニング。

プラトーホーニングとは!

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井上ボーリング公式HPより引用

ご丁寧に面粗度結果を送付して頂きました。

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テープで隠れて見えませんが結果を上から

Ra、Rz、Rz max?、Rpk

表面粗さは数値化するだけでたくさんの算出方法があります。数字が下がるとツルツルって感じです。ざっくり説明すると

Raは測定した端から端、山の頂点から谷の最深部まで平均化した一般的な算出方法。

Rzは山の頂点から谷の最深部までの高さです。測定した範囲の1番高い所から低い所を取ってくれるので値が大きいです。

Rz maxは使わないので分からない。JISの年式によって名称が変わる事があるのでそこら辺かも

Rpk、これがボアホーニング粗さのキモ。上記HPが言ってる通りボア面では山は低く滑らかで谷は深くある事が理想です。Rpkはそんな高い山のみをピックアップして算出してくれます。

Raが低いとツルツルで滑らかな面となりますが、谷まで拾ってしまうのでボア面を評価するには不適切、そんな時のRpk。自分のSRはRpk 0.233μ。

図の山谷を見てもらうと良く分かります。(右側が摺動面(ボア面))。縦の倍率がちゃんと2千倍なんで誤魔化しなんてのはありません、当たり前ですがw

近年の現行車ホーニング加工では0.3μ± 程度。そう思うとウン十年前の旧車に0.2μはとても嬉しい出来栄えです。

正直Rpkは初期磨耗高さと言われるくらいで、慣らしていくと山が削れていくのでフリクション低減だとか、放熱性アップだとか大きな期待はしないでください。

そっちの話はダミーヘッドだったりシリンダーを温めながらホーニングだったりもっと手間のかかる加工になります。お金もいっぱいかかる

→ダミープレートでのホーニングと、クランク振れの結果(0.01以下)は明細に載ってました。明細は見たくないので見落としていました...

 

クランク芯出しの結果は特に無し。名門の所なのでしっかりと芯は出てると思います。単気筒のクランクは1番効きますからね。

 

加工はこんなもん。ピストンとクランクのバランス取りはしてません、ポン付けです。面研もシートカットもWPCなどの表面処理もしてません。まあ次開けた時かなー

 

送ってた間に清掃と細かい手直し

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シート段差削ったりかえりを削ったり。恩恵はものすごく小さそうですが綺麗にしないと落ち着かない。

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吸気ポートは400番と600番で仕上げました。フラッシュの影で凹凸感が強く見えますが山をサッと馴らした感じ。

鏡面仕上げなんてのもありますけどそれは燃料を微粒子化できるインジェクターの話であって燃料の粒が大きいキャブなんかは凹凸が乱流を生んで混合気をかき混ぜてくれる方に期待します。

 

まー前半はこんな感じです。写真をろくに撮ってないので参考もクソもない内容。将来のメモ程度にはなりました。

後半は組みの話と乗ってみた感じってところですかね。

 

エンジンに飽きた時はステムとかスイングアームのグリスアップとかしてました。

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シャフト固着してなくてよかったー。前オーナーに感謝。

 

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